ドラゴンボールの映画21作のうち、国内の興行収入が公表されているのは2013年以降の4作です。最高は『ドラゴンボール超 ブロリー』の40.0億円で、出典は日本映画製作者連盟(以下、映連)の2019年の一覧です。
1991〜1995年の9作は、映連の一覧に併映作品(同時上映の作品)込みの配給収入しか載っていません。私はこの9作を興行収入と同じ表で比べません。残り8作は映連の一覧に載っていないため、数字は書かずにおきます。
世界の数字は国内の値と混ぜません。東映アニメーション自身の文書で確かめられる最大は、ブロリーの「135億円超え」(2021年5月9日のプレスリリース)です。
映連は映画会社の業界団体で、毎年の上位作品を公表しています。2000年からは興行収入(映画館の入場料の総額)、1999年までは配給収入での発表です。
配給収入は、映連の過去データ一覧で興行収入とは別の欄に載る数字です。同じ一覧の1999年の行は、興行収入1,828億3,500万円に対して配給収入827億9,400万円で、額が半分以下です。
同じ年でも欄が違えばこれだけ額が開きます。1990年代の配給収入を2013年以降の興行収入と並べても、同じ基準の比較にはなりません。
数字は2026年11月1日時点で映連の年別ページと、東映アニメーションなどの発表文書を開いて確かめたものです。
全21作の興行収入・配給収入の公表値
作品の数え方と公開順はドラゴンボールの映画の順番と同じ21作です。1996年までの公開年月は東映ビデオの特設ページ、2013年以降は映連の一覧の公開月の表記によります。
配給収入は映連の単位どおり百万円で書き、億円に直していません。
| 公開順 | タイトル | 公開年月 | 数値の種類 | 値 | 映連の掲載年 | 併映を含むか |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 『ドラゴンボール 神龍の伝説』 | 1986年12月 | 掲載なし | なし | なし | 該当なし |
| 2 | 『ドラゴンボール 魔神城のねむり姫』 | 1987年7月 | 掲載なし | なし | なし | 該当なし |
| 3 | 『ドラゴンボール 摩訶不思議大冒険』 | 1988年7月 | 掲載なし | なし | なし | 該当なし |
| 4 | 『ドラゴンボールZ』 | 1989年7月 | 掲載なし | なし | なし | 該当なし |
| 5 | 『ドラゴンボールZ この世で一番強いヤツ』 | 1990年3月 | 掲載なし | なし | なし | 該当なし |
| 6 | 『ドラゴンボールZ 地球まるごと超決戦』 | 1990年7月 | 掲載なし | なし | なし | 該当なし |
| 7 | 『ドラゴンボールZ 超サイヤ人だ孫悟空』 | 1991年3月 | 配給収入 | 1,300百万円 | 1991年 | 含む |
| 8 | 『ドラゴンボールZ とびっきりの最強対最強』 | 1991年7月 | 配給収入 | 1,400百万円 | 1991年 | 含む |
| 9 | 『ドラゴンボールZ 激突!!100億パワーの戦士たち』 | 1992年3月 | 配給収入 | 1,600百万円 | 1992年 | 含む |
| 10 | 『ドラゴンボールZ 極限バトル!!三大超サイヤ人』 | 1992年7月 | 配給収入 | 1,500百万円 | 1992年 | 含む |
| 11 | 『ドラゴンボールZ 燃え尽きろ!!熱戦・烈戦・超激戦』 | 1993年3月 | 配給収入 | 1,370百万円 | 1993年 | 含む |
| 12 | 『ドラゴンボールZ 銀河ギリギリ!!ぶっちぎりの凄い奴』 | 1993年7月 | 配給収入 | 1,310百万円 | 1993年 | 含む |
| 13 | 『ドラゴンボールZ 危険なふたり!超戦士はねむれない』 | 1994年3月 | 配給収入 | 1,450百万円 | 1994年 | 含む |
| 14 | 『ドラゴンボールZ 超戦士撃破!!勝つのはオレだ』 | 1994年7月 | 配給収入 | 1,120百万円 | 1994年 | 含む |
| 15 | 『ドラゴンボールZ 復活のフュージョン!!悟空とベジータ』 | 1995年3月 | 配給収入 | 1,270百万円 | 1995年 | 含む |
| 16 | 『ドラゴンボールZ 龍拳爆発!!悟空がやらねば誰がやる』 | 1995年7月 | 掲載なし | なし | なし | 該当なし |
| 17 | 『ドラゴンボール 最強への道』 | 1996年3月 | 掲載なし | なし | なし | 該当なし |
| 18 | 『ドラゴンボールZ 神と神』 | 2013年3月 | 興行収入 | 29.9億円 | 2013年 | 含まない(単独の題名) |
| 19 | 『ドラゴンボールZ 復活の「F」』 | 2015年4月 | 興行収入 | 37.4億円 | 2015年 | 含まない(単独の題名) |
| 20 | 『ドラゴンボール超 ブロリー』 | 2018年12月 | 興行収入 | 40.0億円 | 2019年 | 含まない(単独の題名) |
| 21 | 『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』 | 2022年6月 | 興行収入 | 25.1億円 | 2022年 | 含まない(単独の題名) |
数字のある13作のうち、ドラゴンボール1作だけの国内の値として使えるのは18〜21の4作です。7〜15の9作は、併映作品を含めた「番組」(同時上映の組み合わせ)全体の値なので、作品ごとの順位づけには使えません。
2013年以降の4作の興行収入(映連)
この4作は、映連の年別PDF「興行収入10億円以上番組」に載っている値を使います。単位は億円です。
映連のPDFでは、併映作品は同じ行に「/」でつないで載ります(2013年8位のポケモンの行など)。4作の行は題名が1つだけなので、私は併映を含まない値として扱います。
- 2013年:神と神 29.9億円(邦画9位、配給会社欄は「東映/FOX」)
- 2015年:復活の「F」 37.4億円(邦画6位、東映)
- 2019年:ブロリー 40.0億円(邦画7位、東映)
- 2022年:スーパーヒーロー 25.1億円(邦画12位、東映)
多い順に、ブロリー40.0億円、復活の「F」37.4億円、神と神29.9億円、スーパーヒーロー25.1億円です。
2013年のPDFには「番組興収は記者発表時点のデータです」と注記があります。2022年のPDFは上映中の作品に「*印」を付けていますが、スーパーヒーローの行に印はありません。私はこの4つを、各年の記者発表時点の値として扱い、そのまま書きます。
ブロリーの掲載年(2019年の一覧)
ブロリーは2018年12月公開ですが、2018年のPDFの邦画一覧には載っていません。2019年のPDFに、公開月「18/12月」として載っています。
2019年のPDFには、ほかにも「18/12月」の作品が並んでいます。2015年のPDFにも「14/11月」の作品があり、年末に公開された作品が翌年の一覧に載る例は珍しくありません。映連はどの年に入れるかの基準を書いていません。そのため、ブロリーの数字は掲載のある2019年の一覧で確かめます。
1991〜1995年の9作の配給収入と併映作品
映連の過去データ一覧には「※2000年から興行収入による発表(配給収入発表なし)」と注記があります。1999年以前の年別ページの列見出しは「配給収入(単位:百万円)」です。
この時期のドラゴンボールは、併映作品と同じ1行に1つの金額で載っています。表の1,300百万円といった値は、併映作品まで含めた番組全体の数字です。
配給収入を興行収入に直す式は映連のページに無いので、私は換算しません。
映連の題名表記には、オフィシャルサイトの題名と違う箇所があります。そこで私は公開年月で突き合わせて作品を特定しました。1993年以降の行は、題名の上に「93春東映アニメフェア」のような番組名が付いています。
| 公開年月 | オフィシャルサイトの題名 | 映連の題名表記(原文どおり) | 同じ行に並ぶ併映作品 |
|---|---|---|---|
| 1991年3月 | 超サイヤ人だ孫悟空 | ドラゴンボールZ・超サイヤ人だ孫悟空 | まじかるタルるーとくん |
| 1991年7月 | とびっきりの最強対最強 | ドラゴンボールZ・とびっきり最強対最強 | ドラゴンクエスト・ダイの大冒険 他 |
| 1992年3月 | 激突!!100億パワーの戦士たち | ドラゴンボールZ 激突!!100億円パワーの戦士たち | ドラゴンクエストダイの大冒険 起ちあがれ!!アバンの使徒 他 |
| 1992年7月 | 極限バトル!!三大超サイヤ人 | ドラゴンボールZ 激突バトル!!三大超サイヤ人 | ドラゴンクエストダイの大冒険 ぶちやぶれ!!新生6大将軍 他 |
| 1993年3月 | 燃え尽きろ!!熱戦・烈戦・超激戦 | ドラゴンボールZ 燃えつきろ!熱戦・列戦・超激戦 | Drスランプアラレちゃん んちゃ!ペンギン村はハレのち晴れ |
| 1993年7月 | 銀河ギリギリ!!ぶっちぎりの凄い奴 | ドラゴンボールZ 銀河ギリギリ!ぶっち切りの凄い奴 | Drスランプアラレちゃん んちゃ!ペンギン村より愛を込めて、幽遊白書 |
| 1994年3月 | 危険なふたり!超戦士はねむれない | ドラゴンボールZ 危険なふたり!超戦士はねむれない | スラムダンク、Drスランプ ほよよ!助けたサメに連れられて |
| 1994年7月 | 超戦士撃破!!勝つのはオレだ | ドラゴンボールZ 超戦士撃破!勝つのはオレだ | スラムダンク 全国制覇だ!桜木花道、Drスランプ アラレちゃん |
| 1995年3月 | 復活のフュージョン!!悟空とベジータ | ドラゴンボールZ | スラムダンク、ママレードボーイ |
1992年3月の行の「100億円パワー」は映連の原文の表記です。1992年7月の行は「激突バトル」と表記されていますが、公開月と配給会社(東映)から極限バトルの番組と判断しました。1995年3月は「ドラゴンボールZ」とだけ書かれており、同じ月の公開作は復活のフュージョンです。
各行の出典は映連の1991年、1992年、1993年、1994年、1995年のページです。
映連の一覧に無い8作
8作は、該当年の映連のページに「ドラゴンボール」を含む題名がありません。数字を書く場面では「映連の一覧に掲載なし」と書きます。
映連のページは、その年の上位作品だけを載せています。下の表の右端には、そのページがどの金額まで載せているかの目安として、邦画一覧の最も低い値を書きました。映連は「掲載が無い作品はこの値未満」とは書いていないので、私は「◯億円未満だった」とも書きません。
| 作品 | 公開年月 | 確認した映連のページ | そのページの邦画一覧の最下位の値(百万円) |
|---|---|---|---|
| 神龍の伝説 | 1986年12月 | 1986年・1987年 | 1986年は1,010、1987年は1,010 |
| 魔神城のねむり姫 | 1987年7月 | 1987年 | 1,010 |
| 摩訶不思議大冒険 | 1988年7月 | 1988年 | 1,050 |
| ドラゴンボールZ | 1989年7月 | 1989年 | 1,050 |
| この世で一番強いヤツ | 1990年3月 | 1990年 | 1,000 |
| 地球まるごと超決戦 | 1990年7月 | 1990年 | 1,000 |
| 龍拳爆発!!悟空がやらねば誰がやる | 1995年7月 | 1995年 | 1,000 |
| 最強への道 | 1996年3月 | 1996年 | 1,160 |
神龍の伝説は12月公開なので、年末公開の作品が翌年の一覧に載る例も考えて1986年と1987年の両方を確かめています。どちらにも載っていません。
世界の興行収入の発表者と時点
世界や海外の数字は、範囲も発表者も国内の映連の値と違います。私は足し引きせず、別の行で書きます。
| 作品 | 数値 | 範囲 | 時点 | 発表者 | 文書の種類 |
|---|---|---|---|---|---|
| ドラゴンボール超 ブロリー | 135億円超え | 全世界 | 2021年5月9日の文書 | 東映アニメーション | プレスリリース(新作映画の告知文の中の一文) |
| ドラゴンボール超 ブロリー | 91億円 | 海外(「現段階で」) | 2019年5月16日の文書 | 東映アニメーション | 決算説明会の質疑応答概要(A7の回答) |
| ドラゴンボール超 スーパーヒーロー | 138億円突破 | 全世界 | 2024年9月12日の文書 | 株式会社AbemaTV | 配信告知のプレスリリース(作品紹介の一文) |
ブロリーの135億円超えは、東映アニメーション自身の文書で確かめられます。世界の数字を1つ書くなら、私はこれを使います。
スーパーヒーローの138億円は、配信会社であるAbemaTVの記載です。東映アニメーションが同じ数字を発表した文書は確認できていません。使う場合は「AbemaTVのプレスリリースによると」と主語を付けます。神と神と復活の「F」の世界の数字は、一次発表を確認できていません。
よくある質問
答えは、いずれも2026年11月1日時点の映連と東映アニメーションのページに基づきます。
ドラゴンボールの映画で一番ヒットしたのは?
国内の興行収入ならブロリーの40.0億円(映連・2019年の一覧)です。世界の数字でも、東映アニメーションの発表で確かめられる最大はブロリーの135億円超えになります。スーパーヒーローの全世界138億円突破はAbemaTVのプレスリリースの記載です。東映アニメーションの発表では確認できていないので、私は比べる材料に入れていません。
興行収入と配給収入の違いは?
映連の過去データ一覧では、2つは別の欄に載る別の数字です。1999年の行は興行収入1,828億3,500万円、配給収入827億9,400万円で、額が半分以下になっています。
映連は1999年まで配給収入、2000年から興行収入で発表しているので、1990年代のドラゴンボールの数字は配給収入しかありません。私はこれを2013年以降の興行収入と並べて比べません。
次の映画の興行収入は?
2026年11月1日時点で、新作映画の公式発表は確認できていません。新作アニメの発表状況はドラゴンボールの新作の発表状況にまとめています。
