封入率とは(フュージョンワールド)|1枚狙いならBOXを買わない

欲しいカードが1枚決まっているなら、BOXは買わずにシングル(1枚ずつの単品)で買います。封入率はバンダイの公式ページに載っておらず、集計サイトの推定でも最高レアは「60BOXに1枚」から「240BOXに1枚」まで4倍の開きがあります。定価換算5,760円のBOXで狙う数字ではありません。

デッキ用にSRと色を揃えたい人、開けること自体が目的の人だけ、1BOX(24パック)を定価の販売ページで買います。「配列」を当てにした買い方は推しません。根拠が個人の開封記録しかないからです。

扱うのは、バンダイのトレーディングカード「フュージョンワールド」(ドラゴンボールスーパーカードゲームのシリーズ名)のブースターパック(ランダムにカードが入った追加パック)です。数字はすべて、2026年9月27日に私が公式ページと各サイトを開いて確かめたものです。

封入率とは(1パック・1BOX・1カートンの単位で読む)

封入率は、1パック・1BOX・1カートンあたりに、あるレアリティ(希少度の区分)のカードが何枚入るかの目安です。単位は3段あります。最小がパック、BOXは24パック入り、カートンはBOXをまとめた出荷箱です。集計サイトは12BOXを1カートンとして数えています。

フュージョンワールドでは、この目安を公式が出していません。2026年9月27日時点で、FB11の公式商品ページに書かれているのは、1パック6枚・240円(税込)・全123種と、パラレル(同じカードの別仕様版)を収録するという事実だけです。レアリティごとの枚数や確率は書かれていません。公式のルールQ&Aとバンダイお客様相談センターのよくあるご質問にも、封入率に関する項目はありませんでした。

公式に載っている数字と載っていない数字を、単位ごとに分けるとこうなります。

単位公式に載っている数字公式に載っていない数字
1パック6枚入り、240円(税込)、全123種、パラレルを収録レアリティ別の枚数、パラレルが入る確率
1BOX24パック入り(販売ページの表記)SRやSCRが何枚入るか、パラレルが何枚入るか
1カートン記載なし(12BOXという数え方は集計サイトのもの)最高レアが何カートンに1枚か

出回っている「封入率」は、すべて公式以外の誰かの集計です。

公式が出している数字(FB10・FB11・FB12)

直近3弾の公式商品ページの記載をまとめました。BOXの定価はどの公式ページにも書かれていないので、表ではパック価格×24の「定価換算」で示します。

項目FB10 CROSS FORCEFB11 BRIGHTNESS OF HOPEFB12 REACH THE GOD
発売日2026年6月13日2026年9月12日2026年12月12日
1パック価格(税込)220円240円240円
1パックの枚数6枚+デジタル版連動コード1枚6枚6枚
収録種類数全123種全123種全123種
パラレルの記載ありあり(L・SR全種、SCR3種のスーパーパラレル)記載なし(2026年9月27日時点)
BOX定価換算(×24)5,280円5,760円5,760円

出典はFB10、FB11、FB12の各商品ページで、2026年9月27日に確認しました。

FB11のレアリティ内訳は、公式カードリストで弾とレアリティを絞れば数えられるので、この記事には転記しません。SCR3種すべてにスーパーパラレル版、リーダー5種とSR全種にパラレル版がある、というのが公式ニュースの記載です。SCRのパラレル版が何種あるかは、公式ニュースに書かれていません。

セブンネットショッピングのFB11 BOXページには「1BOX:24パック入り」「ランダム商品です」「お一人様1点限り」とあり、2026年9月27日時点の表示価格は5,755.20円(税込)で在庫なしでした。BOX単位のメーカー希望小売価格は公式ページで確認できていないので、この記事では定価換算の5,760円を基準にします。

集計サイトの封入率は、どこまで信じてよいか

公式値が無い以上、頼れるのは集計サイトの推定だけです。主な3サイトの数字を、私が「何BOXに1枚」に揃えてまとめました。元の表記が%やパック単位のものは、1BOX=24パックで換算しています。

レアリティdbfw-days攻略大百科(FB10)数字ラボ
SR1パック16.7%(BOXに約4枚)1BOXに約3〜4枚1BOXに4枚「確定」と記載
SR★(パラレル)1パック2.1〜2.8%(1.5〜2BOXに1枚)2BOXに約1枚記載なし
SCR1パック1〜1.4%(第9弾以降1.4%、約3BOXに1枚)3BOXに約1枚1BOXに1枚「確定」と記載
SCR★(パラレル)1パック0.3%(12BOXに1枚)8BOXに約1枚12BOX(1カートン)に1枚程度
SCR★★(スーパーパラレル)1パック0.035%(約120BOXに1枚)60BOXに約1枚約240BOXに1枚
L★(リーダーパラレル)1パック0.7〜1.7%(1〜6弾は6BOXに1枚、7弾以降は約2.4BOXに1枚)12BOXに約1枚約0.7%(1,152パックに8枚=6BOXに1枚)
根拠4カートン(48BOX・1,152パック)の開封記録。第9弾以降のSCR★★はSNSの報告から算出「開封結果や過去の封入率を参考」「開封検証による推定値」

出典はdbfw-days(更新2026年9月12日)、攻略大百科(最終更新2026年6月15日)、数字ラボ(更新2026年4月26日)で、いずれも2026年9月27日に確認しました。

見てほしいのはSCR★★の行です。同じレアリティで60BOX・120BOX・240BOXと、4倍の幅で割れています。攻略大百科と数字ラボは「公式発表ではない」と自分で書いており、dbfw-daysの数字は自サイトの開封記録とSNSの報告から出したものです。同サイトは第9弾以降について、SNSの開封報告を見る限りSCR★★は自サイトの計算値より2倍以上多く出ている、とも書いています。

元になる記録が最大でも48BOX分しかないので、数百BOXに1枚のカードの確率を決めるには足りません。

私はこう読みます。SRが1BOXに3〜4枚入る、というところまでは3サイトが一致しているので、BOXを買う根拠にしてよい数字です。SCR★★やL★が何BOXに1枚かは、どの数字も採用せず「数十BOXから数百BOXに1枚で、決められない」として扱います。

配列とは(並び順の推定は当てにできるか)

配列は、BOXの中やカートンの中で高レアがどの位置のパックに入るか、という並び方の推定パターンを指す俗語です。公式の記載はありません(2026年9月27日、商品ページ・ルールQ&A・バンダイのよくあるご質問で確認)。

根拠になっているのは個人の開封記録です。dbfw-daysの2BOX開封記事には、1パックの中でR以上のカードは表から見て6枚目に入っている、という観察があります。ただし、何番目のパックに高レアが入りやすいかという傾向は、同じ記事にも封入率ガイドにも書かれていません。同サイトの封入率ガイドは4カートンの記録から「ハズレ箱」「当たり箱」と箱を分けていますが、48BOXの結果を後から分類したもので、次に買う箱がどれになるかは分かりません。

販売の条件も配列狙いを前提にしていません。セブンネットの販売ページは「ランダム商品です」「お一人様1点限り」で、パックを選んで買う余地がそもそもない売り方です。

私は、配列を理由にパックやBOXを選ぶ買い方は推しません。当たる根拠が無く、外れてもBOX代は戻らないからです。

当たりとは(BOX定価を1枚で超えるカードの見つけ方)

この記事では「当たり」を、買取店の買取表(店が公開している買取額の一覧)で1枚の額がBOX定価換算5,760円を超えるカードと決めます。買取額は日ごとに動くので、一覧は載せません。代わりに、自分で見つける手順を書きます。

  1. 欲しいカードの型番を控えます。FB11なら「FB11-121」のように、弾の記号とカード番号がつながった形です。
  2. 買取店のサイトで型番とレアリティ記号を照合します。同じ型番でも、無印・パラレル・スーパーパラレルで額は別物です。
  3. 見た額に、店名と日付を添えて控えます。翌週には別の数字になっているからです。

レアリティ記号の読み方は次のとおりです。公式の呼び名はFB11の公式ニュースに沿っています。

記号公式の呼び名意味
SCR★★SCRのスーパーパラレル版最高レア。FB11では3種すべてに存在
SCR★SCRのパラレル版SCRの別仕様版
L★リーダーのパラレル版リーダー5種すべてに存在
SR★SRのパラレル版SR全種に存在
SRスーパーレア無印。デッキの主力になるレアリティ
R★・UC★ビジュアルパラレル、スーパーコンボのパラレル版低レアの別仕様版。元のレアリティは公式に明記なし

2026年9月27日時点で、カードラボのOnline買取は「孫悟空【SCR★★】FB11-121」を130,000円(税込、募集数1枚)で買い取ると表示していました。同じ日にカードラッシュは同じカードを198,000円(税込)で販売しています。BOX定価換算5,760円の22倍から34倍です。

この1枚を狙うなら、集計値でいちばん出やすい「60BOXに1枚」を信じても60BOX×5,760円=345,600円かかり、販売価格の198,000円を上回ります。

当たりを引いたあとに売るなら、状態の確認が先です。縁や角の白い欠けの見方と売り先の決め方は、白かけの記事にまとめました。

BOXを買う前の判定(1枚狙い/SR揃え/開封目的)

条件買う単位払う金額の目安(定価換算)根拠
A: 欲しい1枚が決まっている(SCR★★・L★・特定のSR★)シングルそのカードの販売価格最高レアは集計値でも60〜240BOXに1枚。BOX代の合計が販売価格を超える
B: SRと色を揃えてデッキを組みたい1BOX5,760円SRは3サイトとも1BOXに3〜4枚で一致。ただし公式の確定枠ではない
C: 配列で当たりを狙う買わないなし公式の記載なし。根拠が個人の開封記録だけ

条件Aの人は、シングルを買います。上の孫悟空の例のとおり、BOXを積んで狙う金額が販売価格を超えるからです。SR★のような「2BOXに1枚」のカードでも、出てくるSR★が狙いのカードとは限らないので、シングルのほうが安く済みます。

条件Bの人は、1BOXを定価の販売ページで買います。SRが3〜4枚入るという点は3サイトが一致しており、デッキの主力を揃える用途なら前提にしてよい数字です。2BOX目を買うより、足りないSRをシングルで補うほうが安いです。

条件Cは買いません。理由は配列の節に書いたとおりです。

カードダスに封入率の考え方は当てはまるか

当てはまりません。旧カードダスは自販機で1回ずつ買う商品で、BOXという単位がないからです。

バンダイの商品カタログにある復刻版ドラゴンボールカードダス・セレクションブースターVOL.1(自販機)は、2015年12月下旬発売、1回200円(税込)、132種で、「ホロカードは全て収録」と書かれています。ホロ(光る加工のカード)が何回に1枚出るか、という記載はありません(2026年9月27日確認)。

押し入れの旧カードダスのホロ(キラとも呼びます)が「当たり」かどうかは、シリーズと弾を特定してから店の買取表で決めます。

よくある誤解の訂正

「1BOXにSCR★★が1枚入る」は誤りです。集計値でも60BOXから240BOXに1枚で、100BOXに1枚前後の数字です。

「公式が封入率を公表している」も誤りです。2026年9月27日時点で、FB10・FB11・FB12の商品ページ、公式ルールQ&A、バンダイのよくあるご質問のどこにも記載がありません。バンダイが「非公開」と明言した文書も、私は見つけていません。載っていない、というところまでが事実です。

「配列を知ればBOXから当たりのパックを選べる」も根拠がありません。パック番号ごとの傾向は開封記録に書かれておらず、販売店はランダム商品として1人1点で売っています。

「FB11にもデジタル版の連動コードが付く」は確認できていません。FB10の商品ページには「6枚入り+デジタル版連動コード1枚付属」とありますが、FB11とFB12の商品ページには連動コードの記載がありませんでした(2026年9月27日確認)。

参考